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離婚後に自由に生きる姿の記録

親の年収と学歴の相関関係=貧困の連鎖?

東京大学の学生の親の年収が高い

 

親の年収と子どもの学歴に相関関係がある

 

そういう調査結果をよく目にします。

さらに「親の年収が低いから子どもが十分な教育を受けられずに貧困が連鎖しやすい」と、リベラル界隈がよく口にします。

しかしながら、親の年収が低いから子どもが十分な教育を受けられずに貧困が連鎖しやすいという件については違和感を持つ方も多いのではないでしょうか。

違和感をもつかどうかは、高校まで公立校に行くのが大多数の地域と、小中学校から私立に行かせるのが多い地域とでも結果が異なるかもしれません。

そこで、高校まで公立校に行く子供が大多数だった地域出身の私から見て、親の年収と子どもの学力だけで貧困の連鎖を語っても説得力はないという意見を述べてみます。

 

 

まずは私の小学生の頃(昭和50年代)の記憶を掘り起こしていきます。

 

 

1.宿題はやってくるか?

小学生の頃、先生から宿題を出されました。

宿題をやる子どもとやらない子どもはある程度固定化していて、宿題をやる子どもの親とやらない子どもの親の職業(収入)にはある程度の比例関係が見られました。

当然、宿題をやる習慣のある子ども(家庭)のほうが成績がよい傾向にあり、偏差値の高い高校に行く傾向がありました。

ここからは想像ですが、小学生のような小さい頃は子どもの自発的な意思だけで宿題をやるとは考えにくく「親が子どもに対して宿題の重要性を説いたか」とか「親が子どもの宿題に関心を持っていたか」ということが宿題達成率に影響したのではないかと思います。

 

 

2.課題を積極的に取り組むか

小学校2年ぐらいで九九(掛け算の基礎)を習います。

九九はその後に覚える二桁の掛け算、割り算などでも使用することとなり、暗記しなければそれ以降の算数の勉強に大きな支障が出ます。

そのため小学校2年の担任は子どもにとにかく暗記させようとするわけです。

私が子どものころは、

宇宙戦艦ヤマトを9分割したプリントが配られ、先生の前で詰まらずに一の段を言えたら一の段にシールが貼ってもらえ、シールのある場所は色を塗っても良い

というルールが教室内で運用されていました(ほかにドラえもんやその他のキャラクターでも同じようなプリントが配られて何度も挑戦して記憶に定着させようとしていたと思われる)。

その課題に積極的にチャレンジ・努力して早く塗り絵を完成させたがる子どもと、塗り絵を早期に諦めてしまう子どもの親の職業(収入)にもある程度の比例関係が見られました。

これも想像になりますが、「未来のために今努力する」ことの必要性を理解している家庭と理解しない家庭では、親の収入(学歴)や子どもの成績に影響が出るのではないかと思います。

 

 

3.蛙の子は蛙

私が住んでいた地域は人の入れ替わりが激しくない地域でしたので、同級生の親同士が同級生であったり、数学年差の同窓生であるということがよくありました。

親が子どものころに運動が得意であったら、その子どもも運動が得意であったり、親の学歴が高かったら子どもの成績も得意であったりといった「遺伝が関係していると疑われる事例」がたくさんありました。

また、数年前にゴルゴ13というマンガで見たのですが、筋肉には白筋と赤筋があり、白筋が多い人は瞬発力があり赤筋が多い人は持久力があって、その量と割合は生まれたときから変わらないそうです。

筋肉に生まれつきの能力があるのなら、脳にも生まれつきの能力があっても不思議ではないのに、なぜか学力の話になると「スタートラインは一緒」というファンタジーかメルヘンのような前提で議論が行われることに私はとても違和感があります。

私が住んでいた地域の親子の能力の遺伝を見ると、赤筋・白筋にしても脳の力にしても遺伝である程度決まる部分があるのではないかと思いますし、

頭の良い親が良い頭で効率よくカネを稼ぎ、その能力は遺伝し

頭の良くない親は効率よくカネを稼げず、その能力も遺伝する

という可能性について全く考慮されない研究は「自分の主張に都合の悪いデータを意図的に排除しているのではないか」とさえ思います。

 

 

ほかにもいくつかの書きたいことがあるのですが、うまくまとめられなかったのでこの3つぐらいでやめておきます。

つまり私が言いたいのは、

親の年収が高いと教育にお金をかけられるから子どもも高学歴高収入が期待できる

そのようにして貧困は連鎖する

という研究には、調査すべきなのに調査しなかった項目が多すぎるということなのです。

 

 

例えば親の収入だけではなくて、

小中学生時代の宿題達成率と成績の関係を調査したのか

課題にチャレンジする意欲(と結果)を調査したのか

親の収入の高さは能力の高さの結果なのか、そしてそれは学力と関係のある能力なのか、その能力とは遺伝するのか

この3点を調査するだけでも、「親の年収と学歴が比例しそれは教育に掛けられる金の差だ」などという短絡的な主張が恥ずかしくなるのではないでしょうか。

もしも不完全な調査によって導き出された結果を恥ずかしく思わないのならそれは科学ではなくプロパガンダだと思います。