再独身生活エンジョイ中

離婚後に自由に生きる姿の記録

正論だけでは女性差別はなくならない

東京医大裏口入学問題に端を発し、同大学では入試における女性差別(女性の減点)が行われていることが明らかになりました。

それ以降、「そうしないと眼科と皮膚科ばかりになる(西川史子医師)」という差別的採点を容認する意見まで出てきて、侃侃諤諤の議論(というより言いっぱなしの意見表明)が多く行われているようです。

 

 

その中でバズフィードがこのような記事を出してきました。

headlines.yahoo.co.jp

記事が消えたときのために要約すると、

育児休暇中の補充要員確保はしているのか

医師の増員や主治医制の見直しはしないのか

育児の支援体制(保育施設)はあるのか

郎党環境を左右する上層部に女性がほぼいない

男性医師(または女性医師の夫)が育児をしないのはなぜか

ということが書かれています。

 

 

たしかにどのご意見もごもっとも。

政治的に正しい正論。

ただね、物事の見方が全部局所的で、「その部分だけを論ずるなら確かに正しいが、それ以外の環境も含めて議論すると正論どおりに実践するのは不可能」という現実があるわけです。

データ等から現状を分析されている痩せるコーラさんのブログ記事をこちらに貼っておきます。

www.yaserucola.com

 

それとは別にバズフィード記事の正論に私が感じるのは、その要求や要望って

カネがかかる(補充要員・増員・保育施設)

他人への行動の強要(女性の幹部化・男性の育児)

であって、組織としては簡単に行うことができないものです。

カネをかければ組織の存続が危うくなり、男性に育児を強制することはそもそも無理だからです。

「医師を確保したいが女性はすぐやめる」という問題に、コストがさほどかからず、他人に行動を強制せずに行える方法での代替案を示してくれているのならもっと記事に共感できていたのですが残念です。

 

 

結局のところ、医師の数、日本の健康保険制度や医療費といった様々な問題が複雑に絡み合って発生してしまった「医大女性差別」に対して、元凶に触れずに正論を述べたところで、それは東京医大が行った小手先の女医減らしとなんらレベルが変わらないなと感じましたし、マスゴミがそのレベルの記事しか書けなかったり国民がそのレベルの記事しか理解できないのであれば問題は解決しないだろうと思いました。

 

 

現状に文句を言ったり実現不可能な理想論を語って時間を無駄にするのか、今の環境を分析してできることの中で最善の方法を選択するのか。

現代社会で落ちぶれずにいられる方法はどちらなのか、周りをよく観察してみようと思います。